今日の会議の中になぜか瀬戸内海の話が出てきた。
私は、京都で生まれたため、瀬戸内海にはそれほど思い入れがない。
その話をしていた人は、瀬戸内海が大いに好きらしく、海釣りとかで大いに利用しているらしい。

海…

私が海で思い出す事と言えば…
イタリアのアドリア海を思い浮かべる。
その海を、ゆっくり船で良く渡ったのだが、そこから見える景色はなぜか落ち着く。
ふと、なぜだろうと、考えた事があった。
その理由は、屋根だ^^

アドリア海から無数の屋根が見える。
それは、もう絶景で、必ず皆様にも観て欲しい代物だ。
そしてその無数の屋根が、私の心を和ませてくれるのだ。
屋根があるという事は、人々が生活をしておられる証拠。
その生活の雰囲気が私に伝わってくるのだ。

そういえば、東京都、大阪に馴染めなかった時期がある。
今になって思うと、それは屋根が少なかった影響があるのかも知れない。
もちろん、東京や大阪でも屋根はいくらでもある。
でも、私が仕事で行く東京や大阪は、強大なビルが立ち並ぶビジネス街だ。

私の生まれ故郷、京都は、昔からの建物が多く、
あたりを見渡わたせば、無数の屋根を観る事が出来る。
(もちろん、京都も都会では変わって来てはいるが^^)

屋根は人々の生活を表す。
見知らぬ土地に来ても、誰かが生活をしているという証が、
私にとって、安心をもたらしてくれた訳だ。
今日は大阪に仕事をしに訪れたが、
また夜には京都の家の屋根の下でゆっくり眠ろう。